
BlindWriteというちょっと変わったテキストエディタを紹介してみます。何が変わっているのかというと、入力した文字にブラーがかかって読めなくなる点です。
ブラウザで開くとすぐに使えますので、試してみたい方はこちらから。
BlindWriteの使い方
- 書こうとしている文章のタイトルを入力する
- 何分間書くのかを指定する
- 書き始める(入力した文字はブラーがかかって読めない)
- 指定した時間になったらブラーが解除される
※タイムアップ後もグラサンのアイコンを押すとブラインドモードに戻して書き続けることもできます。
なぜ文字を読めなくするのか?
実際に使ってみると、書いた文字が読み返せない状況にソワソワします(笑
でも、どうして文字にブラーをかけて読めなくするテキストエディタなんてものを作ったのかというコンセプトはすぐに分かりました。なぜなら、書くことに100%集中するため、だと思います。
文章を書いていると、前の文とのつながりとか、言い回しが気になることがあります。で、新しい文を書いている途中なのに、前の文を修正しがちです。しかも、文章が長くなるほど前に戻って修正にかかる労力が増えていきます。
そうならないためには、書く作業(=思考をアウトプットする作業)と、読みやすく編集する作業をはっきりと分ける効果的です。とりあえず最後まで書き上げる、問題があればあとで修正する、という2段階で書くわけです。
BlindWriteは、文字を読めなくすることで強制的に書くことだけに集中させるツール、といったところでしょうか。
ちなみに、製作者の方は、モニターの電源を切って文章を書くという人に影響を受けてBlindWriteを作ったそうです。書き始めの最初の10分間だけブラインドモードにして、一気に書くスピードを加速させているのだとか。
ただし日本語だと…
日本語だと文章を書くときは漢字変換が必要です。この漢字変換のせいで、書くことに100%集中できないような気がしました。かといって、漢字変換せずに全部ひらがなで書いてしまうと、あとで修正するのが大変すぎて結局効率が悪くなりますし…。
ともあれ、書く作業と編集する作業を分ける習慣さえついてしまえば、BlindWriteではなく普段使い慣れているテキストエディタでも同じことを出来るようになると思います。