
WebPayがサービス終了だそうです。
「WebPay」サービスの終了について | LINE Corporation | ニュース
ちょうど、インフォトップなどではなくて独自に決済の仕組みを持ちたいと思って、決済代行サービス(PSP)について調べてる最中だったので、この話を聞いてヒヤッとしました。
何がヤバいのか?
PayPalもそうですが、最近の決済代行サービスは簡単にプログラムに組み込めるのがウリになっています。PHPとかNode.jsとかRubyとかで動いているWebサービスに決済機能を追加できるわけですね。
ただ、簡単に組み込めるとは言っても、それなりにコードを書かないといけません。
ですので、サービス終了となるとプログラムを修正することになるわけです。 リミットは2017年04月末。小規模事業者にとってはかなり負担が大きそうです。単発課金ならともかく、継続課金を行ってる場合はユーザー対応も含めてどうするんだ…。
と思ったら、WebPayからPAY.JPにカード番号の移行ができるそうです。
WebPay サービス終了にあたっての PAY.JP への移行方法 – PAY.JP Engineering Blog
なぜサービス終了?
なぜWebPayがサービス終了するのかを理解するには、まずStripeについて知っておく必要があります。
Stripeは、PayPalを超えるかも?と言われてるサービスです。ですが、当初は日本には対応していませんでした。
そんな時期に、Stripeと互換性のある(つまり、同じやり方で実装できる)サービスとしてWebPayがスタートして話題になったわけです。
WebPayはStripeと何が互換しているのか – Qiita
ただ、その後、Stripeが日本でのベータ版でのサービスを開始して、先月(2016年10月)に正式版になっていました。そうなると、これからあえてStripeではなくてWebPayを選ぶ理由は見当たりません。
時期的に、そういう理由からサービス終了になったのではないかと思います。
ちなみに、WebPayは2015年2月にLINEに買収されてから、約1年9ヶ月でサービス終了ということになります。つい先日、Twitterに買収されたVineが終了を発表した件が思い出されます。
今後はどの決済代行サービスを選ぶべきか
まあ、サービス終了しないでずっと事業を継続してくれるところを選びたいものですね(笑
となると、PayPalかStripeのどちらかを選ぶのが無難かもしれません。(どっちもAPIのドキュメントが全部日本語化されてないのが難点ですが…)
PAY.JPもクレジットカードの対応数が多くていいなと思ってるので、個人的にはまだまだ迷いそうです。