
WordPressで「データベース接続確立エラー」が発生した場合の対処法について紹介していきます。お使いのサーバーによっては、英語で「Error establishing a database connection」と表示される場合もあります。
このエラーが発生する場合、データベースに接続する段階で何らかの問題が起きています。WordPressではMySQLに記事データやユーザー情報、各種設定などを保存していますが、そのデータベースを参照できないためページの表示もできないという状態です。wp-config.php
の記述に問題がある可能性が高いと言えます。
WordPressをインストールした直後の場合
wp-config.php
にデータベースへの接続情報を正しく記述して下さい。
WordPressの設定変更を行った場合
wp-config.php
の変更を行った場合は、誤ってデータベースの接続情報を変更していないか確認したり、バックアップからの復元を試してみて下さい。
サーバーの設定変更を行った場合
特にデータベース名やユーザー名、パスワードの変更を行った場合は、設定情報に合わせてwp-config.php
に記述する必要があります。
サーバー移転などの作業を行った場合
データベースを復元した上で、新しいデータベースの接続情報をwp-config.php
に記述する必要があります。
それ以外
サーバー障害、アクセス負荷や容量超過によるデータベースの停止、サーバーがクラックされているなどの可能性も考えられます。
ダッシュボードにアクセスしてエラーの詳細を確認
ダッシュボード(【WordPressのインストール先】/wp-admin/
)にアクセスすると、エラーの詳細が表示されることがあります。念のために確認しておきましょう。
これは、ユーザー名を間違って記述した状態でダッシュボードにアクセスした際に表示された画面です。英語表記ではありますが、
- ユーザー名とパスワードは合っていますか?
- ホスト名は合っていますか?
- データベースサーバーは稼働していますか?
など、エラーの原因を教えてくれています。
wp-config.php
の記述を確認
データベースの接続情報は次のようになっています。
// 注意: // Windows の "メモ帳" でこのファイルを編集しないでください ! // 問題なく使えるテキストエディタ // (http://wpdocs.osdn.jp/%E7%94%A8%E8%AA%9E%E9%9B%86#.E3.83.86.E3.82.AD.E3.82.B9.E3.83.88.E3.82.A8.E3.83.87.E3.82.A3.E3.82.BF 参照) // を使用し、必ず UTF-8 の BOM なし (UTF-8N) で保存してください。 // ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** // /** WordPress のためのデータベース名 */ define('DB_NAME', 'db_name'); /** MySQL データベースのユーザー名 */ define('DB_USER', 'user_name'); /** MySQL データベースのパスワード */ define('DB_PASSWORD', 'password'); /** MySQL のホスト名 */ define('DB_HOST', 'localhost'); /** データベースのテーブルを作成する際のデータベースの文字セット */ define('DB_CHARSET', 'utf8'); /** データベースの照合順序 (ほとんどの場合変更する必要はありません) */ define('DB_COLLATE', '');
- データベースの接続情報がレンタルサーバー側で用意されている場合
- レンタルサーバーが用意しているWordPressの自動インストール機能を使用した場合
- ご自身でデータベースを作成して手動でWordPressをインストールした場合
などがあるかと思いますが、いずれにしても正しいデータベースの接続情報を調べた上で、間違いがあればwp-config.php
の記述を修正することになります。