本当の意味で集中力がある人は「15分」の使い方が上手い!

中島たくみち

自宅でPCに向かって仕事をしていると、どうしても気が散ってしまうことがあります。そんな時は、「もっと集中力がほしい」と思うわけですが…

では、集中力がある人は、どんな風に仕事に取り組んでいるのでしょうか?

なんとなく想像してみると、まず作業を始めるとすぐに集中モードに入って、そのまま作業を何時間も続ける…というような様子が思い浮かぶかもしれません。 集中モードを何時間も維持できる人ほど「集中力がある」というわけですね。

グラフにしてみるとこんなイメージです↓

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ですが、実際にはこんなイメージ通りに作業に集中できる人は滅多にいないと思います。なぜなら、人間の集中力は、15分ほどしか保たないからです。

脳を調べてみると、どんなに集中力のある人でも脳への血流の増えて活発に動いているのは10分〜15分程度というデータがあるのだとか。ですので、先ほどのグラフのように何時間も作業に集中し続けられるようになりたいというのは、そもそも不可能な話なんですね。

とは言っても、1日に15分しか仕事をしないのでは、大したことはできません。(それじゃ怪しいビジネスの謳い文句みたいです^^)

そうじゃなくて、仕事の効率を高めるために現実的な方法が必要です。

15分間の集中モードを何度繰り返す

本当に集中力があるひとは、どんな風に作業に取り組んでいるのかというと、恐らく15分ほどの短い時間の集中を何度も繰り返しています。こんなイメージです↓

focus2

集中力を維持できるのは15分程度だとしても、少し休めばまた回復します。ですので、集中と休憩を何度も繰り返していけばいいわけです。

これを意識していけば、長丁場でも集中力を維持して、効率よく作業できるようになります。

文章を書くのにしても、デザインをするにしても、それなりに時間がかかります。それを一気に全部やろうとすると集中力が続かないかもしれません。15分間の集中モードを何度も繰り返して一歩ずつ進めるのは、才能や能力に関係なく誰でもできることではないでしょうか。

ポモドーロ・テクニック

昔から知られている生産性アップの方法として、「ポモドーロ・テクニック」があります。聞いたことがある方も多いかもしれませんが…

  • タイマーを使って25分間作業をする
  • 5分ほど休憩する
  • これを4回繰り返したら、長めの休憩をする

という方法です。

集中モードが続くのが15分だとして、時間に余裕を見て25分を1単位にするのはいい線いってると思います。このあたりは実際にやってみて、ちょうどいい時間に調整する必要があるかもしれません。

ともあれ、闇雲に作業をしていたらどんどん時間が過ぎてしまうので、キッチンタイマーやスマホのアプリなどを使って、作業と休憩のサイクルを作れば、先ほどのグラフのように集中して取り組めるはずです。

いかに早く集中モードに入るか

実際にポモドーロ・テクニックを試してみると分かるのですが、短い時間の集中を何度も繰り返すためには、いかに早く集中モードに入れるかがキモになってきます。

というのも、休憩が終わってから集中モードに入るのに時間が掛かり過ぎると、結局全体として効率が悪くなってしまうからです。集中と休憩のメリハリを付けるわけですね。

すぐに集中モードになれるかどうかは、習慣が関係しているような気がします。ダラダラする習慣が付いているとなかなか、集中モードに戻れません。ですので、こればっかりは、最初は気合で取り組む必要があります。

集中力を高めようと思ってもなかなか難しいですが、すぐに集中モードに入れるようにすること自体は難しくないと重います。あとは、それを何度も繰り返すことで、作業の効率アップにつながります。

中島たくみち

1985年生まれ 長崎県出身。コンテンツ販売やマーケティングのためのツールを開発しています。

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