失敗しない商品開発法:小さく作って大きく育てる

中島たくみち

引き続き、「スモールビジネスの作り方」を話していきます。

前回は、売れる商品の「ネタ」を見つける発想法を紹介しました。ニッチな市場を見つけるためには、
「自分」というフィルターを通して考えるのが一番だと思います。

ただ、前回紹介したのは、あくまでもネタの見つけ方です。必ずしも、

自分が欲しいもの=売れる商品 …になるとは限りません。

思いついた商品のネタを、より洗練されたアイデアに磨き上げる必要があるわけです。

プロダクト・マーケットフィット(PMF)

最近だと「プロダクト・マーケットフィット(PMF)」という言葉があります。作ったプロダクト(商品やサービス)が、マーケットに受け入れられるかどうか…つまり、ビジネスとして成立しているかどうかの指標です

では、具体的にどうすればPMFを達成できるのでしょうか? 市場リサーチ?? 人に聞く??

いえ、もっと確実な方法があります。

それは、小さく作ってみることです。

ツールとか教材などのデジタルコンテンツなら、作るのにお金はほとんどかかりません。もちろん、作業時間はかかりますが、とりあえず最短で形にするにはどうすればいいかを考えて実際に作って見るわけです。

間違っても完璧なものを作ろうとしてはいけません。あくまでも、実際に形にしてみることで、課題を見つけるのが目的だからです。

そして、その課題を解決できればいよいよ商品化できます。

「ペラプレートPro」の事例

僕の過去の事例だと、PPCアフィリエイト専用のWordPressテーマを作ろうと思った時に、真っ先にやったのは、HTMLテンプレートを作ることでした。WordPressテーマを仕上げるよりHTMLで作ってみるほうが遥かに早いです。

マニュアルを作る時間を含めても、作業にかかったのは2日ほどでした。そして、作ったHTMLテンプレをブログで無料公開してみました。

実際に使ってくれた人のコメントなどを参考にして、どんな機能があれば商品になるのかがやっと見えてきたわけです。

フィードバックを得て改善する

思いついたネタを、洗練されたアイデアに変えるには「小さく作ってみる」のが確実です。実際に手を動かして作ってみることから得られるフィードバックはかなり強力だからです。

頭のなかで考えてるだけだと、絶対に辿りつけません。

  • ブログを立ち上げて記事を書いてみる
  • 作ったものを無料で公開してみる
  • あるいは、100円で売ってみる

…など、なんでもOKです。

試しに作ってみるというのは、デジタルコンテンツならではだと思います。物の商品だと、作るだけでもかなりのコストがかかることもありますので^^

中島たくみち

1985年生まれ 長崎県出身。コンテンツ販売やマーケティングのためのツールを開発しています。

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