分かりやすい文章を書けるようになる10のコツ

中島たくみち

文章は分かりやすく書くべきです。なぜなら、難しい書き方をしている文章だと、読んで理解するのにエネルギーが必要になるからです。

できるだけ少ないエネルギーで理解してもらえるようにすることは、ブログでもメルマガでも大事なことだと思います。分かりやすければ、多くの人に読んでもらえますので。

それでは、具体的にどうすれば分かりやすい文章を書けるのでしょうか? 僕が意識していることをまとめてみました。

1. 「話し言葉」で書く

声に出して読んでみた時に、違和感なく読みすすめられる文章ほど分かりやすい文章だといえます。ですので、堅苦しい表現は使わずに、普段の会話に近いレベルの言い回しで書きましょう。

どうしても堅い文章になってしまうという人には、実際に声に出してチェックしてみるのがおすすめです。読むときに引っかかったところや、難しい単語を使っていないかを確認していきます。音読+修正を何度か繰り返せば、話し言葉に近い文体になると思います。

2. テーマを先に宣言する

どんなテーマについて書くのかを、冒頭で宣言しましょう。

これから○○○について書きます。

というように書くと、読み手は心構えができます。テーマを宣言することで内容が頭に入ってきやすくなるわけです。

また、これは書き手にとってもメリットがあります。これから書くことを、簡潔に表現しないといないわけですから、頭を使います。これによって、書くべきことが整理されるので、脱線せずに文章を書けるようになります。

3. 無駄な言い回しを省く

無くても意味が通るような表現は、徹底的に削りましょう。文章がすっきりして読みやすくなります。

例えば…

  • ○○○という形で → ○○○で
  • ○○○のほうに → ○○○に
  • ○○○ということを → ○○○を
  • ○○○については → ○○○は
  • ○○○することができます → ○○○できます

4. 理由を添える

「○○○は×××です。」と主張したら、なぜそう断言できるのかいう理由をすぐに説明しましょう。自分にとっては書くまでもないほど当たり前のことでも、読み手にとってもそうとは限りません。

理由があることで、説得力のある文章になります。というより、理由を書かずに主張だけを書いても、ほとんどの人は納得してくれません。主張と理由はワンセットだと意識しておくといいでしょう。

5. 具体例を添える

主張と理由はワンセットと書きましたが、それに加えるとしたら「具体例」です。毎回必要というわけではありませんが、やはり具体例があったほうがイメージが沸くので、分かりやすくなります。

つまり…

○○○は×××です。なぜなら、△△△だからです。例えば、□□□…

という流れになるわけです。

6. 同じ語尾を連続で使わない

「…です。…です。…です。」「…ます。…ます。…ます。」のように、同じ語尾が続かないように気をつけています。

というのも、これをやってしまうとリズムが悪くて、読みにくくなってしまうんですね。

どうしても上手く修正できないときは、2回くらい続くのは仕方ないかもしれません。ですが、3回以上続くことは絶対ないように、僕の中ではルール化しています。

7. リスティクルにする

「○個の方法」みたいな、タイトルに数字がブログ記事を見かけますが、こういうのをリスティクルと言います。リスト+アーティクルを組み合わせた言葉ですね。

この記事もそうなのですが、見出しだけをザッと読めば、大体の内容が頭に入ると思います。そして、気になったパートだけを、じっくり読むということもできるわけです。複雑な構成の文章にするよりも、遥かに分かりやすい記事になります。

毎回リスティクルにする必要はありませんが、使えるところで使っておくべきかと思います。

8. 5W1Hで整理する

文章術の本などでもよく出てきますが…

  • いつ(When)
  • どこで(Where)
  • だれが(Who)
  • なにを(What)
  • なぜ(Why)
  • どのように(How)

この6つの要素を、文章に含ませようという話です。

話を整理するときなどに、この6つの要素を書き出してみると、より分かりやすく書けると思います。(場合によっては、1,2個の要素を省略することもあります)

9. 誤解させない

書いた文章が、違う解釈をされないようにします。

例えば、

私は静かに寝ている猫を眺めた。

という文では、「静か」が何にかかっているのかで解釈が変わります。猫が静かに寝ているのかもしれませんし、私が静かに眺めたのかもしれません。

この例文だとそれほど深刻な問題にはならないかもしれませんが、それでも誤解の余地が無いように…

静かに寝ている猫を、私は眺めた。

などと修正するべきだと思います。

10. 一気に書いて、あとで編集する

最後になりますが、これが特に重要かもしれません。それが、最初から最後まで一気に書くということです。

途中で書くのを何度も中断していると、文章が複雑になりがちです。その結果、気づかないうちに読みにくい文章になってしまうわけです。

そうならないために、気になるところがあっても、とりあえず最後まで書ききるようにしましょう。書き終わったあとで気になる箇所を修正すればOKです。

以上、10個のコツを書いてみましたが、いかがだったでしょうか? 細かいテクニックは他にも色々ありますが、今回紹介したコツを覚えておくだけでも、わかり易い文章をかけるようになると思います。

中島たくみち

1985年生まれ 長崎県出身。コンテンツ販売やマーケティングのためのツールを開発しています。

この記事へのコメント

  1. 3. 無駄な言い回しを省く
    この部分、自分ではあまり意識していなかったことです。
    知ることが出来てよかった。

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