YouTubeの埋め込みプレイヤーの仕様変更でタイトルや関連動画を非表示にできなくなってました

中島たくみち

2018年9月にYouTubeの埋め込みプレイヤーに仕様変更がありました。プレイヤー上部にタイトル部分にチャンネルのアバターが表示されるようになっていたので、気づいていた方は多いかもしれません。ですが、それだけでではなく、タイトルを非表示にするパラメーターが使えなくなっていました

以前は、<iframe src="https://www.youtube.com/embed/xxxxxxx?showinfo=0"></iframe>という形でshowinfoのパラメーターを0に指定しておけば、埋め込みプレイヤー上部にタイトルを非表示にすることができていました。ですが、現在はパラメーターの値に関係なく動画タイトルが表示されるようになっています。

個人的に、LPに動画を埋め込む場合などにshowinfoを0に指定していました。ですので、いつのまにかタイトルが表示されるようになってて、ちょっと困惑しました。あまりたくさんいないと思いますが、同じように困惑している人向けにこの記事を書き残しておきます。

YouTubeの公式ドキュメントによると…

埋め込みプレイヤーで使えるパラメーターは、公式ドキュメントの以下のページに記載されています。

YouTube 埋め込みプレーヤーとプレーヤーのパラメータ

この記事の執筆時点では、showinfoの説明が変わらずに掲載されていました。ただ、日本語版の内容は4年ほど前から更新されてないんですよね。嫌な予感がしてページの一番下にある言語設定で英語版に切り替えると…やっぱりありました。

showinfoのパラメーターは廃止され、動画の再生前・一時停止したとき・再生終了後に動画タイトルが表示されるようになります。

また、関連動画の表示に関わるrelのパラメーターについても動作が変わるとのことです。以前は関連動画を表示しないようにできたのですが、今後は関連動画も必ず表示されるようになります。ただし、relの値を0に指定すると、埋め込んでいる動画と同じチャンネルの動画のみが関連動画として表示されます。

前と同じようにタイトル・関連動画を非表示にするには…

クライアントから「ちょっとこれ非表示にしといてよ」なんて言われる場面がなんとなく想像できたりしますが、少なくとも以前と同じ埋め込みプレイヤーのパラメーター指定ではタイトルや関連動画を非表示にすることはできません。CSSで無理やり消すことは技術的には可能ですが、そんなことをすると別の問題を招きそうな気がします。

というのも、動画タイトルも関連動画もクリックするとYouTubeのページに飛ぶわけですし、その表示が必須になるという仕様変更には強い意志を感じます。要は「ただ乗りするな!」ってことですね。

動画プレイヤーに余計なリンクを一切表示させたくないという場合は、Vimeoの有料プランなど、別の動画サービスを使ったほうが良いと思われます。

中島たくみち

1985年生まれ 長崎県出身。コンテンツ販売やマーケティングのためのツールを開発しています。

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